「マスクランニングでマスクが蒸れる」は本当? 10キロ走って計量した結果
マスクを装着してランニングをすると「蒸れる」「濡れタオルのようになる」は本当か? 測って検証した結果。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ランニング・ジョギング時のマスク装着が新たなマナーになりつつある昨今。
しかし、マスクランニングはなかなか負荷が大きいようで、ネット上では「息がしにくい」「蒸れる」「マスクに汗が染み込んで濡れタオルみたい」「マスクが重くなる」などの声が確認できる。
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■本当に重くなるの?
何もつけずに走ったときより息苦しくなるのは、ランニング歴10年の記者も同意なのだが、「マスクに汗が染み込んで息苦しい」「汗で重くなる」等の意見については、正直懐疑的だった。
というのも、花粉症持ちの記者は毎年春先にマスクをつけてランニングをしているのだが、マスクがビショビショになった経験はないのだ。
ただ、マスクをつけているのはせいぜい4月いっぱいで、5月は未経験。この時期だからこその可能性もある……ということで、実際に10キロ走って、マスクの重さがどれだけ変化するのか確かめてみた。
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■普通の状態で3グラム
走る前に重さを測ってみると、3グラムだった。これが重いのか軽いのかはなんとも形容しがたいところだが、ひとまず覚えていてほしい。
まず1キロ時点では、顎付近がじんわりと湿ってくるものの、全体的にそこまで汗をかいていなかった。しかし、走行距離が2キロに到達する頃にはもみあげの横辺りが湿ってきて、マスクへの影響も本格化していく。