配達料が無料 3密避けた「セルフウーバーイーツ」が最高だった
本家ウーバーイーツより配達料と手数料のコストを抑えられる“セルフウーバーイーツ”の楽しみ方を紹介する。
3密回避につながる飲食店のテイクアウト利用。いま各地ではテイクアウトメニューを新設する店舗が増えているが、さらにソーシャルディスタンスを確保するため、自転車を使ったお持ち帰りグルメのはしごがオススメだ。
本家ウーバーイーツより配達料と手数料のコストを抑えられる“セルフウーバーイーツ”の楽しみ方を今回は紹介する。
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■まずは相棒を紹介
しらべぇ編集部に一台の電動アシスト自転車が届いた。税別価格79,900円と電動自転車の中ではかなり手頃ながら、全長1250mm、16kgとかなり小型で自室に折りたたんで収納できる「Hold On」である。
早速試乗。記者は身長183センチ、体重80kgほどあるが、非常にパワーがあるのでそんな体格もものともしない。1回(4時間ほど)のフル充電で100キロは軽く走れる無尽蔵なスタミナも心強く、普段の買い物レベルなら2週間ほど充電せずとも乗り続けることができた。
ちなみに気に入っているのはボディのシルエット。『機動戦士Zガンダム』に出てくる百式のメガ・バズーカランチャーのようにスマートでバランスよく、ザクさながらの力強いカーキカラーが最高である。
ちなみに空気入れの形状はあまり見かけない米式だが、amazonなどで1,000円程度で購入できる。
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■行列必至の人気店を次々撃破
閑話休題、まずは肉だ。ウーバーイーツ配達員が背負う「ウーバック」風の四角いリュックを背負いテンションを上げたら、肉を求めて街に出発。
最初の目的地はJR「五反田駅」近くにある、肉料理通なら知らぬ者はいない人気店「ミート矢澤」。
自宅からは自転車で約15分の距離で、山手通りをひた走り川沿いに立つ同店に到着すると、店頭には複数のテイクアウト商品が並んでおり、2,000円超えの高額弁当が次々売れていた。ここでは一番人気の「ハンバーグ弁当」(1,800円)をチョイス。
続いて目指すはお隣の目黒駅にほど近い「蒙古タンメン中本」。激辛好きの聖地的な店で、4月19日からはラーメンのテイクアウトを開始し話題を集めている。
駅前にある心臓破りの坂「権之助坂」をアシストパワー5で汗ひとつかかずにかけ上がったものの、同店の「お持ち帰り 北極ラーメン」(850円)を受け取った瞬間、充満する辛みオーラで身体中の汗が吹き出すという珍現象を体験しながら、次なる目的地に向かう。
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■最後は高級寿司店に…
ここまで非常に順調だ。相棒のHold Onは坂道に強く、まるでお父さんが背中を押してくれるかのような安心の加速感がある。
ひと気が少ない目黒の裏道を登り下りし、おそらく自動車より全然早いルートで3軒目に到着。JR「恵比寿駅」から少し離れた場所にある寿司店「鮨 くりや川」である。
こちらは食通集うかなりリッチなお店で、記者もいつか1回は行ってみたいと夢見ていた名店中の名店。夜のコースは2万円前後だが、ここにきてテイクアウトを受け付けているという情報をキャッチしていた。
名物のバラちらし(5,500円)、天然本マグロ入り太巻き(5,500円)、穴子の棒寿司(3,850円)とどうにか手が届く値段に設定されており、今回のテイクアウトはしごツアーの最後にぴったりだと事前予約連絡を入れた上で購入。
スポーツウェアに身を包んだ記者にも、「へぇ、自転車でグルメツアーですか。それは楽しそう! どうかお気をつけて」と声をかけてくれた優しいご主人に感激しつつ、恵比寿の街を後にした。