藤沢市の消防署員が粋なメッセージ 「外出自粛中の市民を励ましたい」
藤沢市の消防署員が協力して作ったメッセージに込められた想いとは…
全国の39県で緊急事態宣言が解除された最初の日曜日は、各地に賑わいが戻った。そんな中、藤沢市の消防署員が、市民を励まそうと送ったメッセージが話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、署員などから詳しく話を聞いた。
■湘南海岸に大勢の人出
神奈川県は、緊急事態宣言が解除されていないが、17日の湘南海岸は、国道135号で一時4km以上の渋滞が起き、日焼けやサーフィンを楽しむ客が大勢訪れた。藤沢市観光協会は、「江ノ島などの駐車場は閉鎖されており、ほとんどの飲食店や土産物店は、休業している状態」と話す。
しかし、路上駐車が目立ち、警察が取締りを行う光景も見受けられた。担当者は、「新型コロナ以前の土日よりは、少しだけ少ない人出」と語り、藤沢市役所公園課は、「公園内パトロールを実施し、声掛けを行った。今後も引き続き行っていく」と述べた。
そんな中、藤沢市南消防署の取り組みが、SNS上で反響を呼んでいる。
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■署員6名で休憩時間などを利用
この「STAYHOME」は、3日に署員6名で作成されたが、休憩時間などに、業務に支障がない時間を利用して、撮影を実施したという。
新型コロナの影響で、生活や経済が不安の中、外出を自粛している市民を励まそうと企画された。「市民の皆さんが元気になれるメッセージを送りたかった」と高度救助隊の白井氏。
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■他本部から問い合わせも
市民からの評判は上々で、他の消防本部からも同じような取り組みを行いたいとの問い合わせを受けているそうだ。
最後に白井氏は、「これからは気温の高い季節になるため、屋外・屋内両方で、熱中症が心配される。『一緒にがんばろう』という気持ちとともに、熱中症の警戒をお願いしたい」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)