空気のプロが教える換気がすごい 飲食店の「窓がない個室」にも対応

エアコンといった空調製品などで知られる世界的メーカー「ダイキン」が、店舗やオフィスで実践できる上手な換気の方法を紹介。

2020/05/22 05:15


全国を対象とした緊急事態宣言が39県で解除され、首都圏でも感染者数が減少傾向にあり、今後営業を再開する店舗やオフィスが増えると予想される。

そうした状況の中、エアコンといった空調製品などで知られる世界的メーカー「ダイキン」が、店舗やオフィスで実践できる上手な換気の方法を紹介している。


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■換気の時間と目安

換気
(画像提供:ダイキン)

今回ダイキンが紹介しているのは、換気設備を使いながら、窓開け・ドア開けで換気する方法。

窓を開けて換気するときの時間と回数の目安は「1時間に10分程度」と言われているが、1時間で10分の換気を1回するよりも、1時間に5分の換気を2回するほうが換気の効果は大きくなるという。

また、対角線上にある窓を開けるのが効果的で、近くの窓を開けるのは狭い範囲で空気が循環して非効率とのこと。

窓を開けても空気が入らないときは、いつも空気が入ってくる窓を小さく開け、外に出る窓を大きく開けると効率的な換気ができるそうだ。


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■確認しておくべき点

店舗が入っている建物は、建築基準法で定められた換気設備が設置されているため、基本的には換気がしっかりできているのだが、確認しておくべき点もある。

建物によって、入居者が換気設備を個人で操作できる場合と、建物の管理会社などが操作する場合があり、小型の店舗では、働いている人が換気設備をリモコンで操作することがほとんど。

そのため、設置されている換気設備がどんなタイプで、リモコンや換気設備、換気口がどこにあるか、どんな風に換気されているのかを把握する必要があるという。

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■換気設備のリモコンにも注意
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