草刈民代、踊りを映像でつなぐ作品を配信 「今だからできるものを」
草刈民代が企画・プロデュースした映像作品が『dancers eight』公式YouTubeチャンネルにて配信された。
元バレリーナで現在は女優として活躍する草刈民代が企画・プロデュースして、新型コロナウイルスの影響によって踊る場を失っている様々なジャンルのダンサーとともに、“今だからこそできる”映像制作を実施。その映像を本日22日に、「dancers eight」公式YouTubeチャンネルにて配信した。
■様々なジャンルのダンサーが参加
出演者は、 草刈のほか、菅原小春、麿赤兒、熊谷和徳、上野水香、辻󠄀本和彦、中村恩恵、平原慎太郎。 「この期間を過ごす大勢の方に、ポジティブな気持ちになってもらえる作品を届けたい」という気持ちのもと、映像を制作したという。
バレエ、コンテンポラリーダンス、 タップ、ストリートダンス、舞踏 といった様々なジャンルのダンサーが集まっている。
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■現在音楽の巨匠の楽曲を使用
楽曲は現代音楽の巨匠フィリップ・グラス氏の作品を使用。ヨーロッパ在住のピアニスト・滑川真希氏を通じて、「グラス氏にもこの企画に参加していただけないか」と要望し、楽曲を提供してもらったという。
また、演奏は、オフリス・ギター・カルテット(フランス)に協力してもらい、制作されているそうだ。
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■「今だからできるものを創ってみたい」
多くの表現者たちの「表現する意志」「踊る意志」により生まれた今回の映像作品について、草刈からコメントも届いている。
草刈:新型コロナウィルスの影響で、世界中のダンサーたちが家でトレーニングをしなければならないという状況が続いています。 十分な稽古ができず、舞台にも立てない日々。もしも今、自分が現役のバレリーナだったら…それを思うと、本当に胸が痛みます。
日本でも自粛要請が出て一ヶ月ほど経った頃、私は踊りでつながる仲間たちに声をかけ、この状況のなかでも多くの人に観ていただけるような作品を創ってみようと呼びかけました。ダンサーたちの「踊る意志」を通して、皆さんにポジティブな気持ちになっていただけるような作品を届けたいと思ったからです。
ダンサーは踊らなければ、何も始まりません。まだまだ先が見えない状況である今、踊る場を奪われてしまったダンサーと一緒に、今だからできるものを創ってみたいと思いました。 そして、バレエ、コンテンポラリーダンス、タップ、ストリートダンス、舞踏といった様々なジャンルのダンサー全員がオンラインで情報を共有し、各自がスマートフォンで撮影し、踊りを映像によってつなぐ作品を作りました。
この楽曲は現代音楽の巨匠フィリップ・グラス氏の作品です。ヨーロッパ在住のピアニスト滑川真希さんを通じて、グラス氏にもこの企画に参加してい ただけないかとお願いしたところ、快く楽曲を提供していただくことができました。また、演奏者のオフリス・ギター・カルテット(フランス)の皆様にもご協力いただいています。
人々の生活が大きく変わろうとしている今、その中にあっても、表現者たちは「表現する意志」でつながっています。タイトル は「#Chainof8」。8人のダンサーの〈Chain+innovate=Cha(in)novate〉。この時期だからこそ生まれた、私たちの試み を楽しんでいただけたら幸いです。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)