各地のヘアサロンに新規の「地雷客」が急増しているワケ

新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言後、美容室、理容室をとりまく環境は大きく激変した。ある美容師が打ち明けた悩みを紹介する。

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2020/05/25 07:00

美容室
(Koji_Ishii/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言後、美容室、理容室をとりまく環境は大きく激変した。ある美容室のオーナーは、「この間、予想通り常連さんの来店は減りましたが、ご新規さんはなぜか急に増えたんです」とその異様な状況を明かす。



 

■当日予約の新規客が急増

「コロナの感染が拡大して、誰も外を歩かなくなったでしょ。常連さんもみんなオフィスに来ていないようで、4月、5月は一気に客足が止まりました」と話すのは、東京・千代田区で美容室を経営する40代の男性美容師Aさん。

オフィス街に近いこともあり、企業のテレワーク化が痛手になったとしつつも、「急に電話してきて『今日はいれますか?』というような一見さんや、クーポンアプリで予約してこられるご新規さんが急に増えたんです」と説明する。


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■「行きつけに迷惑がかかる」

クーポンアプリ利用の新規客がリピーターになる割合はだいたい2〜3割程度だといわれるこの業界。この緊急事態に新規獲得できることは“渡りに船”と思いきや、そうでもないらしい。

Aさんは「ある大学生の子は、このコロナのさなかうちを試しに来たそうで、話をしていると、ところどころで『自分がもしコロナだったら行きつけに迷惑がかかる』的なことを嘘か真か言ってくるんです。また別のご新規さんは、『コロナのせいで新規客を受け付ける店が少なくて、ここに電話した』と言ってましたね…」と複雑な表情を見せる。

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■重要視される「信頼関係」