『スッキリ』近藤春菜、木村花さんへの誹謗中傷に涙の訴え 「本当に怖くて…」
『スッキリ』で木村花さんの死去、誹謗中傷問題を特集。木村さんへの心無い言葉の数々について、近藤春菜が涙ながらに訴えた。
お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜が25日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に出演。23日に亡くなった女子プロレスラーの木村花さんをめぐるSNSの誹謗中傷に怒りをあらわにし、SNSで大きな共感を呼んでいる。
■木村さんの死去に「ショック」
番組では、木村さんが受けていた誹謗中傷について特集。木村さんが出演してた恋愛リアリティショー『テラスハウス』(Netflix)のファンだという近藤は、木村さんの死去に「聞いたときは本当にすごくショックでしたし、本当に悲しくて…」と思いを明かす。
死因はまだ明らかになっていないが「もし自ら命を絶ったとしていたなら本当に悲しい」とし、「死ぬときって自分で選んじゃいけないと思っていて、自らの命を絶つっていうことが本当に悲しくて。生まれてきて、その中でどう生きるかという選択をしてほしかった」とコメント。
「私も含めて一緒に生きている人たちが、『生きている世界のほうが地獄』だとか、『生きているのがつらい』って思わない世界を作らなきゃいけないなと心から思いました」と話した。
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■想像力の欠如に恐怖も
近藤は、SNS上の誹謗中傷について「顔が見えない、名前も出ないっていう状況の中で、人が傷つくんじゃないかとか、追い込むんじゃないかとか、そういう想像力がまったくなく、自分の都合だけで発してしまうことが本当に怖くて…」と怒りをあらわに。
また、顔と名前を出して責任持って発言している出演者と、それを見て誹謗中傷コメントを書く視聴者との意識のズレを指摘。「いじりといじめが違うっていうのと同じように、愛情を持ってとかじゃなく『ただただムカつく』とか、番組とは関係ない自分が腹立つことがあってぶつける先をそこにやることが、まず考えが違う」と私見を述べた。
そして、涙を浮かべて「本当に言葉って何よりも怖くて、救うこともできるし、こんなに傷つけることにもなるんだっていう…。自分だったらどうなんだっていう想像を一個持ってもらわないと。言葉を発するときの覚悟が全然ないなと思います」と訴えた。