渋谷『タワレコ』が営業再開 ひと目で分かる変化に悲しみの声相次ぐ
渋谷の『タワーレコード』が営業を再開。現地の様子をチェックしてみると…。
■試聴機がなくなり空白が目立つ店内
同店では、新型コロナ感染のリスクを防ぐため、店内の試聴機が使用できない状態となっていたのだ。試聴機が全て撤去されたエリアでは空白がかなり目立ち、なんとも言いようのない寂しさを感じてしまう。
記者も全フロアの全視聴機を確認したわけではないが、店員に話を聞いてみると「ヘッドホンのみを撤去した」視聴機もあるようだ。こちらは申し出れば、消毒済みのヘッドホンを貸し出してもらえるそう。
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■ユーザーからは悲しみの声
サウンドを一切聴かずに音源を買う「ジャケ買い」も通な楽しみ方だが、やはりCDショップで自由に試聴ができないのは大きな痛手。特にタワレコは試聴機の横に添えられた「手書きポップ」が素晴らしく、「まずはキラーチューンの2から」「何も言わずに4を聴いて」といった推薦文を読みながら試聴をするのも醍醐味の1つである。
ネット上を見ると、「当たり前の対応かもしれないけど寂しい…」「試聴機が使えないのは本当に痛いな」といった声が多数上がっている。音楽のデジタル販売が主流となった現代でも、「試聴機での出会い」を尊重する人は決して少なくないようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)