梅雨入りも間近 大雨が降ったときに避難すべきタイミングを気象庁が解説
大雨が降って避難が必要なとき、どのような行動を取る必要があるのか。気象庁が動画教材をホームページに掲載した。
気象庁は28日、ホームページに「大雨のときにどう逃げる?」と題したe-ラーニング教材を掲載。災害時に命を守る行動について、動画で解説した。
■「災害リスク」など5つのステップで解説
ホームページで、「自らの命は自らが守る」という意識が大切だと記した気象庁。今回は、大雨を想定した災害時に、どのような行動をすれば的確に避難ができるか、5つのステップに分けて教材を掲載した。
まず、避難を行なうためのポイントについて「身近にどのような災害リスクがあるか」「どのように、どのタイミングで避難すれば良いのか」を理解しておくことで、的確に避難を行なうことができると動画で解説している。
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■身近なリスクを確認する手段
身近な災害リスクについては、住んでいる地域の「ハザードマップ」をチェックしておくことが重要だという。水害リスクや土砂災害リスクなどが色分けして記載されているため、自宅付近にどのような危険が潜んでいるか目で見て確認することができるそうだ。
ハザードマップを確認するには、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」や、住んでいる市区町村のホームページ、担当窓口から確認ができるとのこと。
しかし、ハザードマップを見ただけでは全ての災害リスクを網羅できるわけではない。近所の様子を自分の目で確認したり、過去の災害をチェックすることも大切だ。