問題視された「マスクなどの買い溜め騒動」 店を回ってまで購入していた理由は…
コロナ禍で話題になっていた、マスクやティッシュペーパーなどの「買い溜め」騒動。店をいくつも回っていた人の割合は…
■ストックせざるを得なかった理由とは…
「転売のために大量買いした」「他の人に買われる前に買ってしまいたい」といった理由で買い溜めした人はさておき、さまざまな理由で「どうしてもストックせざるを得なかった」という人もいたはずだ。
編集部が20代男性に話を聞くと「平日は仕事でほとんど買い物ができず、仕事終わりで行く閉店前のスーパーには在庫がすでになかったので、休日などにまとめて買わざるを得なかった」とのこと。
また、30代女性は「肺炎を患った過去がある70代の両親のため、念のため多めにストックして何かあったときに渡せるようにしていた」と話す。
その他には、仕事のために「なにがなんでも欲しかった」とマスクを購入していたという人も。接客業など人に接触する機会の多い人にとっては必要不可欠のマスクだが、会社やアルバイト先が支給をしてくれないため、仕方なく店を回ってマスクを確保していたケースもあるようだ。
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■「人の醜さ」が話題になったことも
トイレットペーパーやティッシュペーパー不足はすでに解消されており、マスクについても「ドンキホーテ」に大量に商品が並ぶなど一時期にくらべると状況は良くなってきている。また、「マスク通販最安値.com」などを見ても、相場が下落していることを確認できた。
マスクの在庫がないことを理由に利用客が店員を罵倒するケースや、「お一人様1点」を無視して購入するケースなど、さまざまな「人の醜さ」なども報じられてきた一連の騒動。しらべぇの過去の調査では10人に1人が「マスクの争奪戦を見たことがある」とも判明しているが、今回の騒動をきっかけに二度と同じことが起こらないことを願いたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
対象:全国10代~60代の男女1,880名 (有効回答数)