緊急地震速報の音が心臓に悪いワケを警視庁が解説 「知らなかった」
緊急地震速報のときに流れるアラーム。あの音になったのは理由があった?
警視庁警備部災害対策課は2日、公式ツイッターを更新。緊急地震速報のアラームがなぜあの音になったのか解説した。
■独特な音に隠された効果
大きな地震が迫っていることを知らせる「緊急地震速報」。主にテレビでアラームを聞く人が多いかもしれないが、あの独特な「チャランチャラン」という音は、身の回りで使われている効果音に似ていないため「聴覚に障害がある人や高齢者にも聞こえやすい音」なのだそう。
このアラーム音を作成したのはNHKで、気象庁が報知音として強く推奨しているとのこと。また、アラームが流れるのは「最大震度5弱以上と想定される場合」だと警視庁は解説した。
テレビ等から流れる緊急地震速報のチャランチャランという音は、身の回りで既に使われている効果音に似ておらず、聴覚に障害のある人や高齢者にも聞こえやすい音とのことです。この音は、NHKが制作し、気象庁が緊急地震速報の報知音として強く推奨しており、最大震度5弱以上と想定される場合に流れます
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) June 1, 2020
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■ドキッとした人は多く、効果抜群?
聞き慣れない上に一度聞いたら記憶に残る「緊急地震速報」のアラーム音。音の仕組みについて「知らなかった」という声が上がる一方、聞き馴染みのない音にドキッとした経験がある人からは「この音が流れると身構えてしまいます」「とても心臓に悪い音だと思ってました」とコメントが寄せられている。
それだけ、現在使用されているアラームには効果があるということなのかもしれない。
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■過去には防災グッズのアドバイスも
先日は、防災グッズのワンポイントアドバイスをしていた同アカウント。非常食と一緒にマジックペンを用意しておけば、賞味期限を大きく書き直すことができ、期限切れを防げるという知恵を紹介し、反響が相次いだ。
「自然災害大国」といわれるほど、地震や台風などの災害が多い日本。自らの命を守るためには、緊急地震速報などの知らせがあったとき冷静に行動できるよう、今から備えておくことが大切だろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)