再開した博物館のだいぶホラーな警告文が話題 「客が展示物にされる…」
北海道・小樽市総合博物館内やHP上で掲示されている、来館の際の注意書きがユニークだと話題に。
■ツイッターで目にした一文がヒントに
そんな折、ツイッターで「注文の多い料理店」と掲示された、都内居酒屋の注意書きを目にし、着想のヒントを得た。
「宮澤賢治の、人を惹きつける独特な文体、 認知度の高さ、そしてその文章が新型コロナの感染予防対策における当館の注意事項とうまくマッチしたのです。賢治の世界をモチーフとした『楽しい博物館の注意書き』のイメージを前面に出した、思わず目に留めたくなるようなデザインのポスターとなりました」
山猫のイラストは、同館の元実習生で、現在LINEスタンプなどを手掛けている絵描きの「くりさんど」さんに協力を仰ぎ、描いてもらったという。
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■効果はあった様子
現在、館内では本館と運河館入口に掲示。ネット上で拡散されたことに、石川館長は一定の効果が出たのではないかと自負している。
「このポスターはあくまでも来館者に向けた『注意書き』です。その意味で十分効果を発揮しています。『注意書き』を目当てに北海道までいらっしゃる方はいないと思いますが、今回の拡散で当館のイメージを多くの方に持っていただき『小樽に博物館がある』ということを理解していただけたのではないか、と思います。
少なくとも『あの注文の多い博物館ね。だったらマスクしようか』と思っていただければ成功だと思います」
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■「入った客が展示物にされる」
ポスターを目撃したネットユーザーからは、「博物館ならでは、教養あってこその掲示ですな」「センスある」と、絶賛の声が相次いでいる。
一方で、「これ、入った客が展示物にされる博物館や」「コロナ対策と勘違いして、お腹に入っちゃうのか…」とボケる声も見られた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)