謎だらけの鳥ハシビロコウはなぜ人気なのか 賢さとかわいさの共存に注目
ファンが多い鳥ハシビロコウを調べてみると納得の理由が…
緊急事態宣言が解除されてから1週間以上が経ち、飲食店の営業再開、テーマパークも再開準備を本格的に始めるなど、少しずつではあるが明るいニュースも出てきた。
新型コロナウイルスの影響で2月29日から休園が続く、上野動物園も6月中の営業再開を目指している。
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■知れば知るほど奥が深い
上野動物園といえば、やはりジャイアントパンダのシャンシャンが一番人気。ネットでは、「シャンシャンの誕生日(6月12日)に間に合うかな」といった声が挙がっており、その人気は揺るがないが、上野動物園の人気動物はそれだけではない。
ハシビロコウという鳥を知っているだろうか。もともとはアフリカ東部から中部の湿地帯に生息する動物で、詳しい生態はまだ分かっていない。
そのミステリーな部分と、ユニークな見た目が人気の動物である。知れば知るほど奥が深いハシビロコウだが、2019年6月に初の専門書『ハシビロコウのすべて』(廣済堂出版)が発売された。
ネットでも話題となったこの本の企画、編集、撮影取材を行った南幅俊輔氏にハシビロコウの知られざる魅力を伺った。
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■横顔がかわいい
現在、日本全国に14羽のハシビロコウが生活している。飼育員が変装をして会いに行ってもすぐに分かるほど賢いという。
「ハシビロコウは、正面で見ると怖いのに横顔はかわいいく、鳥なのに動かないことが多い。30分間じっとしていることもある。このような少し変わった部分に魅力を感じている人が多いのだと思います」と説明した。