ジャニーズWEST桐山照史主演舞台が書籍化 鄭義信「もっと演劇を!」
鄭義信氏の舞台『泣くロミオと怒(いか)るジュリエット』が、12日に書籍として緊急出版されることが決定。
劇作家で演出家の鄭義信(チョン・ウィシン)氏の舞台『泣くロミオと怒(いか)るジュリエット』が、12日に書籍として緊急出版されることが決定した。
■最新版のロミオとジュリエット
数々の演劇賞や映画賞に輝く鄭氏が生み出した、最新版のロミオとジュリエット作品『泣くロミオと怒るジュリエット』。差別、困窮、情報に翻弄される人々…シェイクスピアの大古典に きわめて現代的なモチーフが込められている。
同作はジャニーズWESTの桐山照史が主演を務め、大好評を博したが、コロナ禍で一部公演が中止に(東京公演は2/8〜2/26のみ実施、大阪公演は全て中止)なっていた。
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■「演劇は不要、不急の代物なんかじゃない!」
今回の書籍化に際し、鄭氏と担当編集者からのコメントも到着している。
鄭:ロミオは泣き濡れている。ジュリエットは怒りまくっている。時代は嵐に向かっている。僕たちは嵐に向かって叫ぶことはできるのだろうか。
「演劇は不要、不急の代物なんかじゃない!」 今こそ、今だからこそ、もっと生きることの喜びを! もっと愛を、希望を、勇気を! そして、もっと演劇を!
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■中止決定後すぐに出版を決めた
担当編集者:東京公演の中止が決定した3月下旬、すぐ出版を決めました。鄭版ロミ・ジュリが埋もれてしまうこ とはあまりにも惜しかったからです。その後、演劇界はどんどんと苦しい状況に陥りました。
鄭さんはこの出版が、被害の警鐘とファンドの立ち上げなど再起に動き出す人たちの一助になればとも、あとがきに書いています。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)