仮駅舎が揶揄される虎ノ門ヒルズ駅 それ以上にヤバかった連絡通路問題
東京メトロ日比谷線に新設された、虎ノ門ヒルズ駅。駅舎が話題になったが、連絡通路がない問題が。
6日に開業した、東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」。今年開催される予定だった「東京五輪」開催前に、開通を目指し工事が進められ、無事仮駅舎のもと利用が開始された。
しかしネット上では、仮駅舎が「作業員の休憩所のようだ」と話題を呼んでいる。だが、実際に行ってみると、ホーム同士をつなぐ連絡通路が未完成というさらに深刻な問題を発見した。
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■貧相と話題の仮駅舎
中目黒方面(1番線)ホームからA1出口を出ると、茶色の駅舎がある。いかにも仮設らしいこじんまりとしたデザインで、ネット上で「現場作業所じゃない?」「物置小屋」と、貧相だと感じた感想が続出。北千住方面(2番線)ホームへとつながるA2出口の駅舎も、どこか仮設のようだ。
駅員によると、いずれも仮設の駅舎であるといい、3年後をめどに取り壊して新しくする予定だという。実際、駅舎前には「地下鉄の新しい駅を作っています 令和4年3月31日まで」との看板が掲げられており、駅自体は開通しても駅舎など周囲はまだまだ未完成なのだ。
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■案内板かと思いきや…
地上や駅構内の出口付近には、「こちらは○○方面改札口」と書かれた看板を手に持つ人が立っていた。新設された駅のため、案内しているのかと思いきや、少し違った。現在、中目黒方面の1番線と、北千住方面の2番線をつなぐ連絡通路がないことを注意喚起していたのだ。
仮に乗り過ごして戻ろうと思えば、一度改札を出て地上に上がり、乗り直す必要がある。中目黒方面ホームと銀座線ホームは地下歩行者通路で結ばれているが、連絡通路がないため北千住方面と銀座線ホーム間は、一度地上に出て向かわなくてはならない。駅員によると、日比谷線内のホームを結ぶ連絡通路は、1年後をめどに完成予定だという。