IKEA原宿がオープン 店内で発見した「若者の街」独自の工夫がスゴい
北欧発の人気チェーン・IKEAが原宿駅前にオープン。都心ならではの工夫を取材した。
JR『原宿駅』の表参道口から徒歩1分の場所に、北欧発人気チェーン・IKEAが新たにオープンした。若者が集まる街ならではの工夫に注目が集まっている。
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■店舗の広さ
IKEAといえば、郊外に店舗を構え、ショールーム形式でファミリー向けの展示をしている印象を持つ人も多いだろう。
しかしながら、IKEA原宿は駅前にできた商業施設『WITH HARAJUKU』内に出店されており、他店舗に比べ10分の1の広さになっている。これまでにないサイズ感の店舗であり、都心部ならではスタイルといえるだろう。
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■他店舗との違う点
こちらの写真は、筆者が話題のIKEA原宿を訪れた際、入口付近にあったショールームだ。7.5畳のワンルームに家具が揃っており、このままの状態でくつろげる環境となっている。他にも同様に、8畳1Kの部屋といった、一人暮らしを想定した展示が多くされていた。
筆者がこのショールームを眺め終え、近くに設置されていた電光掲示板には衝撃の文字が。
ショールームの家具の値段を全て合わせても3万7千円以内で収まってしまうというのだ。家具一式がゲーム機『ニンテンドースイッチ』と大差ない価格で揃ってしまうということに筆者は驚きを隠せなかった。
しかし筆者が調べたところ、他店舗のショールームの家具の値段を合わせたら合計10万円近くになることが確認されている。もしや、IKEA原宿は「特別扱い」されているのだろうか…。
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■店員から話を聞いたところ…
他店舗と比べ、ショールームの「雰囲気」が違うことに興味を抱いた筆者は、店員に話を聞いてみることに。
すると、取材に応じてくれた店員は「IKEA原宿では店舗の立地に合わせて、一人暮らしの若者向けの商品展示になっているんです」と店内における秘策を語ってくれた。また、ショールーム内の価格設定について聞いてみると「簡単に真似できるように、安価の家具を選んで展示しているんです。若者が部屋の模様替えをしたいと思った時、気軽にIKEAに脚を運んで頂ける価格設定を目指しました」とも語ってくれた。
「若者の街」という店舗の立地に合わせた商品の配置の「工夫」はユーザーの心をガッチリと掴むに違いない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・北田力也)