ホストクラブの寮生活 「1Kに5人で生活」超過密な実態も

感染が広がる「夜の街」関連の人たち。店の営業実態に目が行きがちだが、超過密な寮生活について懸念の声もあがっている

社会

2020/06/17 08:00

歓楽街に佇む男性
(Cindy Bissig/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

緊急事態宣言が解除となり、東京都でも徐々に休業要請が緩和されていく中、多くの感染者が出ているとして槍玉に上がっているのが「夜の街」と称される業種だ。

営業中の接客や衛生面が取り沙汰されているが、インターネット上では、店で働く人々が置かれている生活環境を危惧する声も少なくない。



 

■1Kに4~5人の過密な部屋も

しらべぇ編集部では、かつてホストクラブで働き、一時期は店の寮で生活していたという20代男性に取材。

ホストクラブの寮は、店によって対応が大きく異なるものの、男性が在籍していた店では「10畳ほどの1Kに4~5人で生活していた」と話す。入居費用は光熱費込みで月々3万円ほどで、「場所や入居人数によって費用も変動」していたようだ。


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■1人あたり布団1枚ほど

こうした“夜の店”と呼ばれる店の寮は、2段ベッドが置かれている場合が多いというが、男性が生活していた寮では、入居時に支給された布団を、共同生活する同僚たちと川の字に敷いて寝ていたそう。

「自分のスペースは布団1枚と私物が置ける程度」だったそうで、洋服を収納するカラーボックスを間仕切り代わりにし、各々が申し訳程度のプライバシーを確保していたと話す。

寮の環境や待遇は場所や店によって異なるものの、「良いところでも2~3人で1部屋」というのが実情のようだ。


■複雑な事情を抱え行くあてのない人も

在籍して日が浅い、駆け出しのホストたちが寮で生活することになるのだが、寮で生活する人の中には、複雑な事情を抱えた「他に行くあてのない人」も少なくないという。

そのため、「感染拡大のリスクがあるからといって、すぐに新しい住居を確保することも難しい」人が多いことが実情。

“水商売”を蔑む人もいるが、そうしたサービスは人類の歴史の古くから存在し、間違いなく人間社会の歯車の一端を担ってきた。休業要請に従わない店を頭ごなしに非難することは簡単だが、問題解決のために本当に必要なものは「批判」ではなく、「保証」や彼等への「支援」ではないか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・越野 真由香

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