人気すぎて本屋にないマンガ『カッコウの許嫁』 爆速スタートの理由を分析

『ヤンキー君とメガネちゃん』『山田くんと7人の魔女』などで知られる吉河美希先生の新作マンガ『カッコウの許嫁』が異例の人気。その理由を分析。

2020/07/02 16:20



■向上し続ける吉河先生の画力


過去作がともにドラマ化されていることから、ストーリー作りの手腕はすでに広く知られている吉河先生だが、画力の向上も凄まじい。

作品が変わるたびに画風をアップデートしており、『ヤンメガ』時代と比較するとかなり今風な絵柄になっているのだ。ストーリーなどと比べ、絵は流行り廃りが早いと言われるが、一切古さを感じさせない。

これは勝手な推測だが、余程研究熱心な先生なのだと推測される。


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■ラブコメというジャンルが今熱い

また、マンガやライトノベルの世界で、ラブコメというジャンルそのものが今人気というのも、本作の人気を加熱させている要因だろう。

マンガでは『かぐや様は告らせたい』や『五等分の花嫁』『彼女、お借りします』などが続々とアニメ化されたり、ラノベのジャンルでも『弱キャラ友崎くん』『千歳くんはラムネ瓶のなか』『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』など次世代の人気作が次々と登場している。

少し前まで、マンガもラノベも異世界モノが大流行していたが、作品数が増加しすぎたこともあり、ラブコメが復権している状況なのだ。

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■吉河作品らしいヤンキーネタ
マンガ講談社
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