スワンボートが日本中にあるのはなぜ 意外な理由に視聴者驚愕
『チコちゃんに叱られる』でスワンボートが日本中にある理由を解説。意外な一工夫で結果が逆転したようだ。
10日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜ日本中の池や湖にスワンボートがある?」が話題となっている。
観光で池や湖といった場所に行くとスワンボートを見ることも多いが、どういった理由で全国的に見られるのだろうか。チコちゃんがその秘密に迫った。
■「良夫がしっぽをつけたから」
チコちゃんのテーマへの回答は「良夫がしっぽをつけたから」という。良夫とは個人名のようだが、どういった経緯でスワンボートが流行ったのだろうか。
時は昭和時代に遡り、第2次ベビーブームだった昭和49年に家族で楽しるレジャーボートは大盛況していたようだ。町のボート製造会社で専務を務めていた34歳の砂賀良夫は、子供が喜ぶボート作りに励んでいた。
当時は手こぎボートだけでなく、免許がなくても乗れた小型のエンジン付きボートが人気で、子供たちは夢中になっていた。だが、エンジン付きのボードは事故が絶えず、法律が改正。水辺からエンジン付きのボートが消え、人がまばらになってしまった。
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■子供が喜ぶボートを
良夫は、子供たちに喜んでもらえるボートを作ろうと試行錯誤。昭和50年に自転車のように足でこぐボートを開発。だが、初代スワンボートは、デザインの影響か全く売れることはなかった。
そんな時に会社の近くにある多々良沼で白鳥を見てひらめいた。昭和56年に白鳥の足漕ぎボート「スワンボート」が誕生。しかし、スワンボートは売れなかった。
良夫は多々良沼に通い続け、白鳥を何度も観察した。そして2年の月日が流れた。2代目のスワンボートにしっぽを付けたところバカ売れ。
理由はわからないが、しっぽをつけたところで一気に売れ渡り、日本中に広がった。ちなみに、現在でもスワンボートは手作りだ作成されていると紹介し、テーマを締めた。
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■しっぽをつけただけで…
チコちゃんの解説を聞いた視聴者は、「しっぽを付けられただけで売れたのか…」「バカ売れした理由わからないんだけど」「後ろのしっぽの存在感はすごいけど売れたのはなぜだ」と驚きの声が多くみられた。
「しっぽをつける」という一工夫だけで結果が大きく変わるケースもあった。なにか行き詰まってしまった時にはちょっとした工夫を試すといいかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)