満員電車の通勤・通学に不安広がる調査結果 「諦め」を口にする人も
新規感染者が増加しているにもかかわらず、満員電車が減らない日本。不安を覚える人も多い。
7月に入り、東京で新規感染者が200人を超える日が続くなど、収束とは言い難い新型コロナウイルス。政府や東京都は重症患者が少ない、医療体制が保たれているなどの理由で緊急事態宣言の発令や休業要請に消極的だが、現状に不安を覚えながら生活している人は多い。
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■満員電車に不安を覚える人は…
とくに不安な気持ちを募らせているのが、コロナに感染しやすいとされる「三密」の最たるものといわれる満員電車で通勤・通学を余儀なくされている人々だ。
しらべぇ編集部が全国の10~60代の有職者、学生、パート・アルバイト1,544名を対象にした調査では、62.3%が「満員電車での通勤・通学は不安」と回答している。
通勤電車も窓を開けるなどして換気する努力が講じられているが、満員状態ではどうしても他人と接近することになる。重篤化すれば命を落とすこともある新型コロナウイルスだけに、不安を覚えるのは当然かも。
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■最も不安覚えている世代は…
満員電車での通勤・通学に不安を覚えている人を世代別に見てみよう。
最も高い割合となったのは50代女性で70.7%に。親はもちろん、夫や子供など満員電車に乗る家族が多いと思われる世代だけに不安を覚える機会が多いことが要因として考えられる。
一方男性は半数を超えているものの、6割を下回る。「仕方がない」と割り切っているのだろうか。