国民民主・玉木代表、立憲民主からの新党結成案に前向き 「評価したい」
国民民主党の玉木雄一郎代表は、立憲民主党との合流について「高く評価したい」と前向きな姿勢を示した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は16日の会見で、枝野幸男率いる立憲民主党から提案を受けた新党結成について「両党をいったん解党し、新党を作って新しいスタートを切ることを評価する」と語り、新党結成に前向きな姿勢を示した。
■立憲から示された新党結成
枝野代表は同日の会見で、新型コロナウイルス感染拡大により政治や経済など各方面で抱える問題点が浮き彫りになったとし「一日でも早く、現政権に変わるまっとうな政権を実現する責任がある」と、新党結成の意義を訴えた。
15日、立憲の福山哲郎幹事長から、「両党解散、新党結成」の申し入れが届いたことを受け、16日に国民民主内で役員会を開き、立憲側から掲示された考えを整理したと経緯を説明する玉木代表。
新型コロナ感染拡大で国民から期待される政治や政策が変容する中、「我々も政策を一から見直すつもりで、考え方をまとめていく。両党ともに、これまでの過去をいったん投げ捨て新しいスタートを切っていく」と、新党結成へ動き出すと明らかにした。
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■党名結成には投票で
立憲側の提案には、新党の名称を「立憲民主党」、略称を「民主党」にするといった、一歩踏み込んだ具体案も示されていた。
国民民主の周囲からも、「結集のしやすさを考え、『民主党』にしてはどうだ」といった声が多数上がっていると明かした玉木代表。だが「民主的な手続きを経て、投票で選ぶべき」という考えが強いことも吐露している。
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■「即結成」とはならない
新党結成に向け、「経済政策と憲法の考え方は一致していた方が結集しやすくなる」と、大まかな考え方を一致させておく必要性を重視する玉木代表。
新党結成については前向きな姿勢だが、「必要な手続きもあるので、今日~明日中にはならない」と続け、即座に新党結成とはならないとも説明していた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)