スケーターの青春群像映画『STAND STRONG』 下ネタもありの“10代感”がスゴい
スケートボーダーたちの青春群像映画『STAND STRONG』が上映開始。本作のキャストにインタビューを実施した。
■ストーリー構成が新しくて面白い
―――「このシーンは頑張ったから見てほしい」というところはありますか?
佐川:自分はスケートのシーンですね。最後の技、ステアっていう階段を跳ぶシーンがあって、それを成功させるのは大変でした。
―――映画の撮影ということもあって、普段とは違う緊張もありましたか?
佐川:映画だから特別な緊張をしたって感じはなかったです。普段の大会と同じ感覚でした。まあ、あとはバイブスですね(笑)。
―――松本さんはどうですか?
松本:この映画はドキュメンタリーではないけど、言葉で何かを伝えようとするものではないので、僕たちもあまり喋るシーンがないんですよね。だから数少ないセリフを話すシーンで、僕たちの演技がどれだけ下手かを見てほしい(笑)。
―――下手って感じは全くしなくて、自然体なみなさんが映画のテイストとすごく合っていましたよ!
佐川:確かにあまり喋るシーンはないんですけど、内容はスッと頭に入ってくると思います。ストーリー構成も自分はあんまり見たことない感じで、新しくて面白いと思います。
関連記事:ドンキ、店頭のマスク在庫数に異変 店側の本音があまりに悲痛だった
■涼の「お前もう、帰れよ!」に感動?
―――Kが一人暗闇へと落ちていってしまったあと、4人が久しぶりに再会するシーンは、気まずい空気の中でまとめ役のCHENが最初にKに苦言を呈しましたよね。その空気感を出すのは難しかったのでは?
松本:あんなん無理だって思いました(笑)。何をどうすればいいかわからないので、とりあえず台本みたいに言ってみようって。10テイクくらい撮った後に、監督から「うん、いいんじゃない」ってオッケーが出たって感じでしたね。
―――中田さんにとっても難しいシーンだったのかなと思うのですが、いかがでしたか?
中田:あんまり記憶にない…(笑)。でも、そんなに悩んでこうしようああしようって考えなかったと思います。スッとした顔で入っていって、だるいって顔で「だるい」って言って出ていっただけなんで。あそこもあんまりセリフがなくて、表情を作るだけだったのでやりやすかったです。
―――日高さんは印象に残っているシーンはありますか?
日高:俺はやっぱり、涼の「お前もう、帰れよ!」ですね。あそこはもう泣いちゃったっすよ。感動泣きでしたね。
松本:スケーターでこんなに演技できるんだって僕も思いましたね。やっぱりこいつは天才です。
佐川:もういいって! うわあ、あそこのシーンはカットしてほしかった…(笑)。
■普通に面白いと思う
―――では最後に、今回の記事の読者の方に向けてメッセージをお願いします。
日高:俺たちのお金じゃなくて、みなさんが自分で稼いだお金だから、「観たければ観て!」ってなっちゃうんでんですけど…(笑)。普通に面白いとは思うんですよ。映画館で観る映画の中では10代感がスゴいと思う。下ネタとかも出てくるし、真面目なシーンももちろんあるんですけど、基本的にはずっとふざけてる感じなんで。どういう映画なんだって、興味があるなら観てほしいですね。
佐川:新型コロナウイルスで世の中のいろいろなことが変わっていく時期だからというのもあって、新しい自分のことを見つけられる映画なんじゃないかなって。自分探しのきっかけにもなるし、さっきも言ったんですけど、ストーリー構成が新しいので絶対に面白いし、映画館に行って後悔はないと思います。
・合わせて読みたい→田村淳、全身ワークマンの私服姿に絶賛 「おしゃれセットアップですね」
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)