職場ごとのコロナ対策 不安を口にする人は「他社とばらつき感じる…」
コロナの新規感染者が減らない日本。働く人からは不安の声も…
■十分と感じている人の声は?
職場がしっかりとしたコロナ対策をしていると話すのは30代女性のKさん。
「緊急事態宣言後も『在宅でできることは、在宅で行う』という方針になり、出勤の必要が出た場合も、電車が混む時間帯を極力避けるようにいわれている。会社でマスクも支給され、なるべく人と会わない、仕事後はまっすぐ帰るなど、行動にも気をつけるよう言われています。
会社がしっかり対策をしてくれることで、イメージ損失や利益減になりかねないという意識が社内に広がっている。少々厳しすぎるような気もしますが、社員を守ってくれていると感じますね」
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■不安を口にする人も
一方40代男性のMさんは、不安を口にする。
「緊急事態宣言後、朝9時出勤に戻り、満員電車に揺られている。マスクをしない社員もいて、上司にせめてマスクの着用だけでも義務化するよう改善を要望したのですが、社内メールで『なるべくマスクをしてください』のみで、していなくても咎められることはない。
一応会社の入口にアルコール消毒液が置かれているけれど、使う義務もなく。ばらつきを他の会社と感じ、毎日不安を抱えています」
会社によってさまざまな新型コロナウイルス感染症対策。新規感染者をゼロにするために、対応に差が出ないような基準があってもよいのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の有職者987名 (有効回答数)