コロナ禍で需要高まる家庭用花火 じつは見えない在庫が存在するケースも

コロナ禍で家庭用花火の需要が高まった今夏。しかし、店側には在庫を一度に出せない事情があるようで…。

2020/07/27 05:45



■まとめての陳列は不可

花火

コーナー周辺のPOPを眺めていると、そこには「花火の在庫ございます」というメッセージとともに、花火の販売に関するルールが表記されていた。

POPには「火薬類取締法により、一度に陳列できる花火の数には限りがございます」という注意書きのほか、「商品が売り場にない場合でも、在庫はご用意がある場合がございます」という呼びかけも。

花火を取り扱うための法律で、需要が高まっていても一箇所に陳列できる商品数に制限があるというのだ。


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■店員に話を聞いてみると…

今回の注意書きPOPを設けた理由を店員に聞くと、例年よりも商品が売れるペースが早いため、「売り場の花火がすぐになくなってしまう」「例年はこういったPOPは使用しなかった」と事情を説明してくれた。

あまりに花火の売れるペースが早いため、「目当ての花火が売り切れている」と早合点してしまう客も多いのだとか。なるべく在庫をすぐに補充するよう努めているとのことだが、やはりタイミングが合わなければ「一部商品が売り切れている」ように見えてしまうという。

店頭で花火の在庫が見当たらずとも、店側に訊ねてみればすんなり入手できるケースはかなり多そうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

花火ドン・キホーテドンキ
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