マスクなしの観光客増加で日々募る不安 現地に住む人の複雑な本音

「Go Toトラベルキャペーン」が話題の昨今。観光客が増えることによって、観光地に住む人は何を感じる?

2020/07/30 06:15



■感染対策に応じない観光客への対応

山梨県内で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、29日時点で90例。県内での感染者が相次いでいる状況だ。

観光客の往来や感染者の増加を受けて、長崎幸太郎山梨県知事は24日、臨時会見を開き、事業者に向けて衛生管理やガイドライン遵守を徹底する他、マスクや検温の拒否など、感染対策に応じない観光客については「妥協することなく、徹底した対応をお願いします」と発信。

また、観光客に向けても「マスクの着用など、感染防止対策を厳守していただきますようお願いを申し上げます」と求めている。


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■約7割がマスクしない人に嫌悪感

経済活動のために感染予防を徹底して営業を続けているにも関わらず、マスクを着けないなど気が緩んでいる観光客を見れば、さらなる恐怖や不安を抱えながら生活をすることになるだろう。

しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女2,168名を対象に、「マスクをしない人について」調査を実施したところ、全体の67.8%が「近づきたくない」と回答。多くの人が嫌悪感を示していることがわかる。

自分のことはもちろん、家族や観光地に住む人々のためにも、油断せず一人ひとりが感染対策に対する高い意識を持ってほしいものだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日
対象:全国10代~60代の男女2,168名 (有効回答数)
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