野菜高騰で「カレーライス」が高級料理に? その原因を農水省に直撃した
人参やじゃがいもが1袋298円、なす3本で298円…野菜が今年最悪レベルに高騰している。
■農水省は「4月の雨不足」も問題視
農林水産省が7月29日に発表した小売価格動向(1キロあたり)によれば、ジャガイモ(ばれいしょ)は平年比161%の630円と確かに最も高騰していた。
同省生産局園芸作物課に話を聞くと「根菜類は生育期間が長いため、高騰の主因は長雨ではなく4月ごろの“雨不足”。これが生育に影響した」とのことで、春の雨不足、夏の長雨がまさにダブルパンチとなって庶民の財布に響いたというわけだ。同課によれば、キャベツなども今後高騰が予想されるという。
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■8月後半には落ち着くか?
見通しについては「梅雨明けし日照も回復するので、台風などの影響がなければ8月後半には野菜の値段も落ち着き始めると見ている」(農水省生産局園芸作物課)と光明も。
オクラやインゲンなど、平年と値段がさほど変わらない野菜もある。しっかり品質と値段を見定めて、価格が安定する晩夏まで乗り切りたいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)