富山の小さな町が動画でオンライン帰省のススメ 町長は「離れていても家族」
地元への新型コロナ感染拡大を心配して町出身者が立ち上がった。その想いとは…
■町内には数々の名所や名物が
町内にある大岩山日石寺には、正月やお盆などの帰省時期に多くの人が訪れる。
大岩山日石寺から山手に進んだところにある「花の家」は、上市町出身の細田守監督作品「おおかみこどもの雨と雪」の主人公の家のモデルとなった古民家。夏も映画ファンや子供連れなどでにぎわうそうだ。
立山連峰の水で最後しめている「大岩そうめん」は、町の名物料理。
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■「離れていても家族」と町長
また、今年はコロナ禍で、通常であれば多くの帰省客で賑わう夏祭りも中止になった。
普段から外出を控えている町民も多く、町の出身者からは「今年は帰省を控える」といった声が聞こえてきているそうだ。最後に中川町長は、動画について、「いつでも だれでも どこにいても『離れていても家族』という極めてシンプルな視点で作られた作品だと思う」。
「新型コロナウイルス感染症により、在宅勤務をはじめとして新しい生活スタイルが模索される中にあって、いつでもだれでも、どこにいても、『離れていても家族・離れていても友達』という思いが届くといいですね」とコメントした。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)