三田友梨佳アナ、黒人男性銃撃事件に訴え 「ド正論」「勇気がある」と称賛
フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが、黒人男性銃撃事件についてコメント。冷静な意見にSNS上で反響が相次いでいる。
フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが27日放送の『Live News α』(同系)に出演。ウィスコンシン州で発生した、黒人男性が背後から警官に銃撃された事件をめぐる差別問題にコメントし、SNS上で反響を呼んでいる。
■差別問題の背景
「ウエスタン&サザンオープン」の女子シングルスに出場していた大坂なおみ選手が、「私はアスリートである前に1人の黒人女性です。黒人女性としてテニスよりももっと大事な問題があります」と準決勝を棄権するなど、抗議の声が相次ぐ同問題。
番組には哲学者の萱野稔人氏がリモート出演し、「問題を根深くしているのは、もちろん差別が深刻だという現状はあるんですけど、それと同時に、何が差別かをめぐる人々の認識が根深い」と指摘する。
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■「事実関係は冷静に考える必要がある」
今回の銃撃事件について、差別を告発する側は「一定の人種の人たちが日頃から職務質問をされやすいとか、色眼鏡で見られるとか、そういったことの延長線で今回の銃撃事件がある」と考えるが、一方では「(黒人男性が)警察の制止を振り切って、車に乗ろうとした。暴走するかもしれない、車の中に武器が隠されているかもしれない。だから銃撃事件が起こる。これは差別とは関係ない」と考える人もいるとし、両者の溝が深いと話す。
萱野氏の発言を受けて三田アナは、「差別は絶対あってはならないものです。それは全ての人種に対して言えることです」と切り出し、「ですが、こうした事件の時に反射的に人種差別へ結びつけるのではなくて、この黒人男性が車にナイフを所持していたとの話もあります。また米国の銃社会にも目を向けて、事実関係は冷静に考える必要もあるように思います」と訴えた。