歌舞伎町に「ボカロ」コンカフェがオープン 「何故こんな時期に?」オーナーを直撃
東京・歌舞伎町にボーカロイドをテーマにしたカラオケバーがオープンしたという。なぜこのコロナの時期に…!?
8月30日、新宿歌舞伎町の中心に「ボーカロイド」好きのためのカラオケバー「39Party(ミクパーティー)」がオープンした。オープンから約10日、客入りも好調だという。
新型コロナウイルスで人出が少なくなった今、なぜ出店を決意したのか。オーナーを直撃した。
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■「ボカロ」好きが集う場所
「39Party」は、ボカロをテーマとしたカラオケバー。ボカロに関係する楽曲のみが、カラオケで楽しめるコンセプトカラオケバーである。
男性は1時間2,000円、女性は1時間1,000円で、飲み放題・歌い放題がサービスで付く。またボカロをイメージしたオリジナルフードやカクテルの提供もあり、店内もボカロの世界観に寄せたサイバーな雰囲気が漂っている。
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■歌舞伎町とコロナ
新型コロナウイルスが流行してから約半年。いまだに各業界に大打撃を与えているが、「3密」、さらにはマイクへの飛沫が防ぎづらいカラオケ業界は、特にダメージが大きい。
さらに出店した東京・歌舞伎町は、クラスターが多数発生しており、新型コロナウイルス感染拡大の温床とも各メディアで叫ばれた場所。「39Party」では対策として、入店時の消毒、体温チェックは実施しているが、そんな中、歌舞伎町にオープンするとはかなりのチャレンジャーではないか?
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■「なんでこの時期に?」オーナーを直撃
店長はコスプレイヤーのしらゆきさん。ほかのキャストの大半もボカロが大好きなコスプレイヤーだ。
なぜこの時期に…オーナーに話を聞くと、「コロナで多くの店舗が閉店し、街に活気がなくなっている。コロナで落ち込んでいるからこそ街を盛り上げたい」とのことで、出店への熱い思いを語ってくれた。
また歌舞伎町にオープンした理由については、「コンセプトカフェが各地で盛り上がってきているので、そのメッカになりつつある歌舞伎町に絞った」とのことだった。
コロナ禍で苦しむ歌舞伎町だが、調べてみると新しい店舗もオープンしている。街は復活を目指し、新陳代謝が進んでいる。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)