山田裕貴が感じる30代の俳優としての責任感 「ここからは本物しか残れない」
山田裕貴にインタビューを実施! 30歳を迎えるにあたっての心境や誕生日当日に放送されるバースデー特番についてなど話を聞いた。
■今を一生懸命生きてたらいい
―――どうしてもファンとしては、山田さん自身にとってターニングポイントとなったと言えるような作品が何なのかが気になってしまって。無粋な質問でした…。
山田:本当に日々の積み重ねなので、あんまり過去のことを振り返らずに、未来のことも考えずに、今ここを頑張るみたいな。先のことを言われても「明日この撮影なんで!」って。
だいぶ先のことを聞かれたら、夢っぽく答えられるけど、近々のことになるとまず明日を大事にしないといけないっていうか、次の1秒、1分を大事に生きなきゃいけないと思ったら、別に過去も未来も関係ないから、今一生懸命生きてたらいいなという風に考えてます。
多分、(ターニングポイントとなるのは)「観てもらったなあ」っていう感覚がある作品なんです。それは僕がどうこうじゃなくて、僕を見つけてくれた作品がみんなそれぞれ違うだけで、100作あって、100作全部を観てる人なんて、本当に「いたらすごい」と思いますし、僕のスタンスとしては変わってない。
僕でも覚えてない作品もあるかもしれません。たまに自分のウィキペディアを調べて「これ、やったなあ」って見てるので(笑)。
―――ご本人がウィキペディアで出演作の確認をされてるんですね(笑)。
山田:けっこう自分でウィキペディア見ますけど、一回事務所の人に「ここ違うので変えといてください」って頼んだことありますよ(笑)。
「この作品足りてなくない?」とかも思うし、せっかく書いてくれるなら、ちゃんとやってくれよと思って(笑)。
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■誕生日当日はバースデー特番が放送
―――誕生日当日はバースデー特番『もっと知りたい!山田裕貴SP 30th生誕祭』(TBSチャンネル1)も放送されますよね。
山田:僕は本当に何もしてなくて、周りの人たちが動いてくれました。すごく豪華な方々にコメントももらっていて、なんで? えっ、俺のこと好きなの? って(笑)。人に恵まれています。
僕、30歳でメモリアルだから何か出そうとかではなく、ファンの人はすごく悲しむかもしれないですけど、僕は俳優だから、作品を観てもらいたいです。
今年は正直、作品を見てもらう勝負の年だったんですけど、全部コロナで押し流されてしまって。でも、一応来年の9月までは30歳ですし、来年の9月までにはある程度の作品が公開されると思うので、(30歳になったからと言って)何かをするより、作品を見てもらうことに徹しようと思ったんです。
じゃあ、何かファンの人のためにできることないかなというので、周りの方々が番組を作ってくれたり、Tシャツを作ってくれたり、事務所がオリジナルのパーカーを作ってくれたり、本当に人に恵まれてるなと感じています。