野田聖子氏、自民党の女性蔑視イメージについて「ぶち壊す」と明言
自民党の野田聖子幹事長代行が記者会見に臨み、自民党が抱えている男女議員のアンバランスさについて言及した。
自民党の野田聖子幹事長代行が28日、記者会見に臨み、「これまで後回しにしてきた女性問題をぶち壊す」と今後幹事長代行として優先すべき問題について言及し、意気込みを述べた。
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■女性軽視のイメージをぶち壊す
16日に幹事長代行に就任した野田氏。「役割は二階(俊博)幹事長と菅(義偉)総裁の補佐。やらなきゃいけないけど様々な事情で取り組めないことを私が引き受けることになる」と職務について説明した。
中でも、自民党が抱える「女性蔑視」「女性軽視」のイメージを払拭することが急務であるとして、「これまで女性の問題は後回しにされてきたが、それをぶち壊す。これが令和の社会構造改革だと思っている」と熱弁をふるった。
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■「女性のあり方について…」
女性の政治参加もこれまで以上に推進してゆく。
「これまで女性議員は見栄えを優先されてきた。『女性枠』がどうとか、『サプライズ』がどうとか。マスコミもそう扱ってきた。菅さんはそれを超越していて、見栄えでなく能力で人選し、オリパラ大臣に橋本聖子さん、法務大臣に上川陽子さんが就任。それ以上に能力が高い男性がいるかと聞かれたら、私は見つけることはできない」と“菅人事”を評価。
その上で、「(幹事長代行起用は)菅総裁から、女性のあり方について託されたと感じている」と語った。
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■政治塾の取り組み
女性議員が増えない理由について、「女性候補者は“落下傘”として立候補させられることも一因」と言及した野田氏。
岐阜県議会議員を経て現在衆院議員9期目であることを挙げた上で、「地方議会を経験せずに、いきなり政界に出てくるので地盤がない。一時のブームで当選しただけでは、2期、3期で脱落していくことになる。(国会議員として)継続させることができないというのも問題だ」と述べ、地方議会レベルから女性議員をしっかり入れていくことが重要だと説明した。
「政治家を目指す女性=変わっている女性、という正しくない状況を打破するべく、そんな女性たちをあつめた政治塾も始めている」と“女性の活躍”を目指して、新たな取り組みを始めていることも明かした。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生)