安達祐実はやはり美しい…　桑島智輝写真集『我旅我行』が発売

雑誌や広告、 写真集などでの撮影、 とくにポートレイトのジャンルで活躍を続ける写真家・桑島智輝が、 その妻で俳優の安達祐実を日々撮り続けているシリーズの続編『我旅我行（がりょがこう）』（青幻舎）が9月末に発売された。

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■続編と呼ぶべき写真集が完成

桑島は2014年の結婚後、 現在に至るまで、 妻で俳優の安達を被写体として毎日撮影し続けている。それらの写真が写真集『我我』としてまとめられてから1年、続編と呼ぶべき写真集が完成した。

今作のテーマは「旅」。 本書には2014年から2018年までの四度の撮影旅行の記録が収められている。行き先はフランス、 ポーランド／ドイツ、 沖縄、 スペイン。 俳優という職業柄、プライベートでは常に衆目を集めてしまう安達が、旅先、とくに異国の地ではひとりの女性として振る舞うことが許される。

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■この世界から「旅」が消えた

日常の緊張感から開放され、 夫婦の時間を純粋に楽しむ軽やかな表情。それは旅という非日常がもたらす、日常では見られない瞬間。

しかし、2020年4月以降、新型コロナウィルスの感染拡大によってこの世界から「旅」が消えた。

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■ふたりの旅は続いていく

本書には過去の旅の記録とともに、桑島が日々撮影し続けている前作『我我』と地続きの写真が収録されている。 その日付は2020年4月4日から8月16日まで。

それは日常が非日常になった世界のドキュメンタリーといえる。 外の世界と遮断されたことによって、安達が見せる表情は、 旅する日々を思わせる。 過去の旅が、現在の非日常とオーバーラップする感覚。日常が非日常に変わっても、ふたりの旅は続いていく。

【書誌情報】

発売：2020年9月末／書名：我旅我行／著者：桑島智輝／構成・デザイン：町口景／判型：A4・並製／総頁：104頁／定価：本体2,600円＋税

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（文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）