フードロス支援サイトで「福袋」購入 想像絶する過酷な運命が待っていた
日本では社会問題にもなっているフードロス。少しでも社会貢献をと思って注文したフードロスの福袋の中身とは……?
■缶詰は賞味期限が長い一方で…
全体では46点の商品が入っていたが、種類としては6種類。思った以上に賞味期限が迫っていないものが多かったので気長に消費できるものも多かったが、それにしても中には使い方に悩むものも。
まずエリンギの缶詰というものがあることを生まれて初めて知った。さすが缶詰とあり賞味期限は数年後と長めだが、いまいち使用方法に悩む。アヒージョをひたすら作るしかない。
最も賞味期限が迫っていたのはタンドリーチキンの素。こちらは月内が賞味期限だった。単純計算で、1ヶ月のうちにタンドリーチキンを10回、鶏肉の量でいうと3kgを作らないとフードロス解決には繋がらない。
しかしそれは現実的でないので、友人に配ろうかとも思ったが……まだ食べてもいないため「これ美味しいよ」とも宣伝できず、そもそもこれだけ渡すというのも気恥ずかしく、相当仲のいい友人にしか渡せそうにない。
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■ひとり暮らしには重すぎる
中に入っているものの種類にはよるが、これだけ1種類の点数が多いことを考えると、とても一人暮らしでは消費しきれない。せめて種類が多かったら、メインディッシュに、お弁当にとバリエーションが作れそうだが、一つの調味料や食材をアレンジするのは大変だ。
少しでも社会貢献になればとも思ったし、それでいてお得に食品が購入できると思えばありがたかったが、ご近所付き合いのある家庭でないと結局フードの「ロス」を減らすということにはならなそうだ。
開けるまで何が入っているか分からない、福袋としてのドキドキは楽しめたが、会社の仲間やシェアハウスの仲間、ご近所さんなど、先に商品を分けあえる仲間を見つけてから購入を検討されることをおすすめする。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)