広島のバラおじさまが作る「バラスムージー」が優勝レベルにウマかった
広島を舞台に行われている大型観光キャンペーン「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」。まず最初に向かったのは…
■無添加、無着色の魅力
バラティーは、ティーバッグに入っているバラの花びらをお湯に浸す。最初は青い色が出て来るのだが、レモンをくぐらせると、酸化して真っ赤な色が出て来る。
それを実演して見せたのは町本社長の娘さん。
そこにバラジャムを少々加え、かき混ぜれば完成。ティーカップの底には、先ほどのバラジャムの花びらがふわっと花を咲かせており、見た目も香りも、もちろん味も素敵な一杯になっていた。
そしてバラジュース。これは甘みと香りが強い一本だ。濃縮タイプになっており、お湯はもちろん、氷水、炭酸水、さらにはワインにもあう。
「バラを使った食材、着色料や添加物を入れたものが多いけど、うちのは無添加。色も自然で、味わいや香りもストレートで強いでしょ?」と町本さん。
バラに対する情熱は人一倍でうんちくをわかりやすく解説してくれる。心からバラを愛するその姿を見て、リスペクトとエレガントさを込め「バラおじさま」と呼びたくなってしまった。
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■突然山奥に向かう社長
記者陣みんなでバラの花を収穫していると、突然山奥につながる林の方に進み「ついてきなさい」という町本社長。「伝説のバラでもあるのか?」と記者陣もザワついたが、10分ほど経って到着したのは、バラと関係がない綺麗な竹林。
「これも素敵でしょう。伸びたマダケが、雪の重みで曲がり、アーチのように空を隠しているんです」と説明するように、まるで竹が屋根のようになっている一画があった。
「京都・嵐山のように整備されている場所もいいけど、されていない竹も時には良いでしょ? いつかここテーブルとかをもってきて、バラのお茶を楽しめる場所にしたい。作ったら来てくれる?」と笑顔。
とりあえず福山市職員としてこの日同行してくれていた楢崎遥加さんに立ってもらった。まさにポートレート撮影にもってこいのシチュエーションである。ちなみに楢崎さん、市の職員ながら2018年には「ミス・ユニバース日本大会」広島代表に選ばれるほどの美貌を持っている。
町本社長はそんな映えるスポットになれるようさらに整備を進めたいと話す。また近い将来、バラを使ったオリジナルの石鹸が作れるようなサービスにも着手する。バラを愛し、バラに愛された社長のアイデアは、今後も尽きる事がなさそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)