コロナ禍で意識分かれる微熱社員の対応 出勤した経験者の割合は…
「熱があったら出勤させない」が基本になっているけれど…
■経験者の声は
「微熱で会社に出社した」と話すのは20代男性のTさん。
「システムエンジニアをしています。納期が迫っている時期に微熱が出てしまい、上司にその旨報告したのですが、回答は『とにかく納期までに終わらせろ』というものでした。
かなり不満だったのですが、コロナ禍で職を失うわけにもいかず…。自覚障害などもないし、出勤しましたが、自分がコロナだったらどうするのかという怒りも。結局自分の会社は、社員の体調より社の体裁や利益を優先するんだということが、身にしみて感じましたね」
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■止められた人も
40代女性のSさんは、微熱でも出勤を止められたと話す。
「37℃の熱が出て会社に報告したところ、即座に1週間の出勤停止を命じられた。倦怠感もなく、コロナ特有の症状も出なかったので、在宅で仕事をしていました。
数日後平熱に戻ったあと、厚生労働省のアプリ『COCOA』から接触の通知が来て、やっぱり出勤停止で良かったな、と感じましたね。ちなみにその後PCR検査を受け、結果は陰性でした」
コロナ禍はとくに、新しい生活様式に順応していかなければならない。少しでも症状があれば無理せず仕事を休めるような体制作りが必要になってくるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の有職者805名 (有効回答数)