「トランプ陣営がオウム真理教に酷似」 大統領選の陰謀論に元オウム・上祐史浩氏が警鐘
元オウム真理教、現在はひかりの輪代表を務める上祐史浩氏。アメリカ大統領選挙で拡散される陰謀論と、かつてのオウムが被って見えると分析して話題となっている。
■トランプ陣営はオウムに酷似
米国テレビ各局がトランプ大統領の記者発表打ち切ったことにも、上祐氏はオウムとの類似性を指摘する。
局は大統領の不正主張が根拠に欠けるとして中継を打ち切ったのだが、上祐氏はこれに対して「オウム事件の時もオウム幹部が生放送で事件の関与を否定し、陰謀説を主張をすることが批判されて徐々に出来なくなった」とコメント。
その後も次々とツイートは発信されていき、7日にはフェイスブックに一連の思いが改めてまとめられている。
米国の大統領選挙の混乱・対立を見て、オウム真理教を思い出した。選挙不正の主張、陰謀説、生放送の中止、社会を二分する対立、法的措置、暴力行為の恐れなどなど。自分の経験を踏まえて、ざっとした内容ですが、今後に重要だと考えたことを含めてFBの記事にまとめました。https://t.co/XrpYIVr4u5
— 上祐史浩 (@joyu_fumihiro) November 7, 2020
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■陰謀論の拡散に警鐘を
フェイスブックの最後には、「最後に、昔の反省の一環として、米国の陰謀論者の動きで、アレフ(元オウム)が勢いづかないことを祈りたい」と述べた上祐氏。
「彼らは影の政府等の陰謀説を広め、オウム事件も陰謀と主張し、若者に洗脳的な教化を行っている。彼らの中には、陰謀説で若者をだましていると自覚しているのではなくて、自分も本当に信じている者が少なくない。そうした人たちが、今回の件が、自分たちの正しさが、米国の半分に、認められる時代になったと錯覚しないように祈りたい」と締めくくられ、陰謀論への警鐘が鳴らされた。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)