『鬼滅』ブームで注目集める山梨県 日輪刀誕生の秘話が原作並に感動だった
山梨県丹波山村に位置する「雲取山」。『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎の出身地として注目を浴びている。
映画公開から1ヶ月が経過するも、未だその勢いが衰えることを知らない『鬼滅の刃』。その主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)や、鬼にされた妹・禰豆子(ねずこ)が暮らしていた山として、東京都、埼玉県、山梨県の境に位置する「雲取山」が注目を浴びているようだ。
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■道の駅にグッズが 登場
中でも、山梨県・丹波山村の観光施設「道の駅たばやま」は、『鬼滅』のグッズ販売を展開したり、作品を連想させる装飾を施したりと、鬼滅要素をかなり全面的に出している。
そこで記者は今回、同施設の駅長に取材を敢行。こちらでは、今月9日から『鬼滅』に関連するマスクや手ぬぐい、キーホルダーなどをお土産売り場に起き始めたとのこと。
販売開始の時期的にも、劇場版アニメの公開をきっかけに作品を知ったのか…と思いきや、同作が『週刊少年ジャンプ』本誌にて連載されていた頃から、作品主人公が丹波山村に縁があることを認知していたという。
そのため、今年1〜2月辺りから『鬼滅』とのコラボが話題に上がっていたそうだが、資金的に難しく、一時断念。しかし作品が最終回を迎え、映画が公開となり、それらに併せたテレビアニメの一挙放送などで再度雲取山が盛り上がりをみせる。
そういった経緯もあり、今回改めてグッズを発売することに。
お土産の他にも、今月13日からは、炭治郎のトレードマークである緑と黒の市松模様や、禰豆子の着物の柄である麻の葉模様を使用した旗を設置。『鬼滅』にゆかりのある地として、積極的にPRしていることがうかがえる。
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■伝統的な舞も関係が?
丹波山村では、山梨県の無形文化遺産に指定されている「ささら獅子舞」という伝統的な舞が有名。祗園祭で奉納するための舞で、舞の中には物語も存在するそう。
駅長によると、「ささら獅子舞」の中には竹を飛び越えるシーンがあり、その竹は「鬼」を表現しているとのこと。「こうした舞に鬼はよく出てくるもの」とした上で、駅長は「やっぱり何かゆかりがあるのかしら」と思わざるを得ないと語っていた。