ビニール傘はどうして生まれた? 東京五輪にもまつわる誕生秘話をチコちゃんが紹介
『チコちゃんに叱られる』でビニール傘の誕生秘話を紹介。傘屋当主の諦めない心が完成に導いた。
■ナイロン傘の登場
しかし、ナイロン傘が登場。ナイロン傘は綿傘の弱点を克服していたため、傘カバーはお役御免となった。当主は、傘カバーでなく、ビニールで傘を作ってしまえばいいのではないかと思いついた。
ビニールと傘の骨をくっつけるのは当時かなり難しかった。アメリカの技術である高周波ウェルダー加工を使えば目標を達成できるが、当然手に入らない。しかし、当主は諦めずに5年かけて機械を開発。結果的にビニール傘を作ることに成功するが、数年間は売れなかった。
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■海外をきっかけに
オリンピックを見に来ていたニューヨークの傘メーカー社長がビニール傘を発見。バードケージという名前となってニューヨークで飛ぶように売れた。
数年後に「銀座におしゃれな傘が売っている」とテレビ・雑誌で取り上げられ瞬く間に広がり、現在のように市民権を得ることとなった。絶対売るという精神で改良を続けた当主を見習いたい。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)