牛丼の松屋が1130円「オマール海老料理」をリリース 気がついた問題点
松屋にいよいよオマール海老を使った料理が登場…!
■濃厚なだけに弱点も…
しかし問題点も。W定食にすればオマールも倍…と意気込んでいたが、チキンだけでも13、4切れという状況になってしまっており、かなりの量で提供されていることに気がついた。
食べ応えがすごいというメリットがある反面、粘度あるソースが超濃厚なので嫌でも鶏肉に絡み合ってしまい、正直途中で箸休めがないと中年の胃袋にはキツさを覚えた。思えば、フレンチのフルコースも料理自体の量は少量で、それを時間をかけて食べていくものである。
そんな短所を、生野菜、さらには卓上の紅生姜が解決してくれる。紅生姜を一口食べ、鶏肉を口に運び、ソースをご飯にかけてスプーンですくい上げる。このリフレッシュ術が最高に使えることに気がつき、繰り返す。うまさが毎回新鮮に感じた。
…こんなフレンチの楽しみ方をしていいのだろうかという背徳感もあったが、これこそ庶民の味方、松屋だからこそできるのである。
関連記事:祝・シュクメルリ発売! ファミマのシュクメルリでこの冬は優勝確定でした
■これで貴族の仲間入り
調子にのった記者は禁断の試みを思いついていた。松屋では10月27日から特別メニュー「黒トリュフソースのビーフハンバーグ」をリリースしている。そう、ネットユーザーに「貴族の料理」と大絶賛されているあのメニューだ。
黒トリュフの主要生産地はフランスであり、フレンチには欠かせない食材。これも注文すれば、本場フランスにもいないであろう「大貴族」になれるのではないか。
そう思った記者は翌日再び同店を訪れ、チキンフリカッセを注文した上で、単品「黒トリュフソースのビーフハンバーグ」(税込690円)も注文した。
食卓に、黒トリュフハンバーグとチキンフリカッセが並んだ。しめて1,880円。
松屋におけるフランス料理の龍と虎がぶつかりあう、まさにフレンチのフルコースとあり豪華だ。注意すべきはチキンもハンバーグも味が似ているホワイトソース系とあり、だいぶヘビーだということ。しかし先ほど紹介した生野菜&紅生姜作戦でクリアーできた。
この豪華料理が並んでも、合計約2,000円いっていないことは、松屋だからこそなせるワザである。思わずライバル店を「吉野家(よしのけ)」「すき家(すきけ)」と呼びたくなるほどの貴族体験…気になる方はゼヒ。
・合わせて読みたい→松屋、新メニューの牛ステーキ丼が激ウマ しかし注文時は注意が必要
(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)