武田鉄矢、ひきこもり対策に多様性の価値を熱弁 「森のような社会が必要」
22日に放送されるドラマ『こもりびと』ともからんで、武田鉄矢がひきこもりについて語った。
21日に放送された『土曜スタジオパーク』(NHK)に武田鉄矢が登場。
NHKスペシャルドラマ『こもりびと』(NHK)で、ひきこもりとなってしまった息子に、余命宣告を受けて最後にもう一度向き合う厳格な父親の役を演じた武田が、ひきこもりに対する考えを語った。
■ひきこもりに大事な社会は「森」
ひきこもりの状態になった年齢をまとめたグラフや、ひきこもりの状態になったきっかけのランキングを見て、武田は「プロでも専門家でもありませんから…」と口にする。
しかし、前置きしたその直後、「社会全体がたった一つの正しい答えしか持ってないと、ひきこもりの人たちが自分の出している答えが『間違ってるんじゃないか』と…」と現状を危惧。
続けて、「いろんな答えを持っている社会…森のような社会。チョウチョもいれば虫もいて花も咲く、いろんな生き方ができるという社会が生き物には絶対必要」と熱弁を振るった。
武田は「自分を愛せない人は他人も愛せない」という名言も残し、出演者からは納得する声が相次いだ。
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■名言に感動
武田の名言の数々に、視聴者は「武田鉄矢さんの説明心に響く」と感動。
なお、ひきこもりになってしまった人たちに対して「森のような社会が必要」と語ったシーンには、「多様性、森のような社会…武田鉄矢さん、いいことおっしゃる」「社会は森(生き方の答えが一つじゃない社会)であるべきは名言だなぁ」と称賛する視聴者が続出した。
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■「ひきこもり」を理解できない割合は
しらべぇ編集部が、全国20代〜60代の男女1,342名に対して調査を実施したところ、ひきこもりについて全体の27.6%が「理解できない」と回答。
年齢層が高くなるにつれ、ひきこもりを「理解できない」と思ってしまう人が多いことが判明。
今回、ひきこもりに対して熱弁を奮った武田は、多くの人を勇気づけたに違いない。
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(文/しらべぇ編集部・綿 つゆ子)
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)