「男性はトイレ後手を洗わない説」に賛否の声殺到　独自データで検証してみた

■男性からは賛否の声

このつぶやきを見た他のユーザーからは「事実です…」「洗わないおっさん多い」「これに関してはまじでいるな…うん」と肯定する声のほか、「女子でも洗わない人全然居ます」と補足を入れる声も。

一方で、「それは言いすぎだよ」「私は毎回洗っていますが…」「洗わず出てく人は数年に一回くらいしか見たこと無い」と反論する声もあり、議論は盛り上がりを見せている。

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■石鹸を使って洗う人は…

しらべぇでは過去複数回、「トイレ後に手を洗うか」というマニアックな調査を行っている。最も古いデータが2015年に全国1,500名（20代～60代男女）を対象に行ったアンケートで、この際は全体の84.9％が「必ず洗う」と回答。

このデータだけを見ると、話題になったツイートとは数字がほぼ逆で、大きく乖離している。そこで今度は「トイレの後は『石鹸』で洗うか？」と質問内容をさらに深くしてみた。

その内容でリサーチを行ったところ、2016年の調査（全国1,365人対象）では30.8%、またコロナが広がった2020年4月の調査（全国1,880人対象）では34.1%が「石鹸で洗う」と回答。

逆にいうと約7割が石鹸を使った手洗いをしていないわけで、ツイッターの説はこのことを言いたかったのかもしれない。また同時に若者層においては男女差がさほどないこともわかっている（下部グラフ参照）。

感染防止のためには石鹸と流水を使ってきれいにウイルスを取り除くことだと厚生労働省は説いている。巷では携帯に便利な「紙石鹸」も売れ始めていると聞くが、公衆トイレなどでは依然として石鹸がないケースが多く、どうしようもないという側面もあるのが現状だ。

今回のツイートに対する賛否で終始していては、まさに木を見て森を見ずで終わってしまう。コロナ第3波食い止めのため、みんなで意識を高めていくことこそ重要なのである。

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（取材・文／しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤）