ナンバープレートがかわいすぎる「11ぴきのねこのまち」 人気の秘訣を三戸町に直撃
青森県の小さな町のまちづくりが大きな話題に。その人気の秘密とはいったい…
人口減少の影響で税収減に苦しむ地方自治体が多い中、町出身者の描いたキャラクターによるまちづくりが話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、その人気の秘訣について町を直撃した。
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■人口と税収が減少する厳しい状態
青森県三戸町(さんのへまち)は岩手県との県境に位置し、人口は9,730人(10月末現在)でリンゴやサクランボの農業が主産業だ。高齢化率が41.2%で人口も1955年の約1万7千人をピークに減少し、かつ税収も厳しい状態が続いていたという。
そんな中で、同町出身で漫画家・絵本作家の故・馬場のぼる氏の代表作『11ぴきのねこ』によるまちづくり構想が浮上した。
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■町内に人気作品の石像設置を開始
『11ぴきのねこ』は1967年に第1作が発表され、最終巻がでるまでに30年を要した人気作品。3世代50年以上にわたって楽しまれている、とらねこ大将と10ぴきの仲間の愉快な冒険物語だ。
2012年度からは町内に『11ぴきのねこ』の石像設置を始めたが、2015年度までに完成したのは4体のみ。当初のペースで行くと11ぴきすべての完成に丸10年を要するスピード感だった。