162人のクラスター発生した病院理事長が怒りの声明 旭川市はどう受け止めたか直撃
新型コロナによるクラスター発生病院理事長が怒りの表明。それに対する市側の見解とは…
■信じがたい意思決定がなされた
さらに旭川医大病院に対しては、「旭川医大病院による感染患者の受け入れ拒否と、それまで当病院に派遣していた非常勤医を自院都合で引きあげ、『地域医療の最期の砦』において信じがたい意思決定がなされた」としている。
これらの表明について吉田病院に取材を申し込んだが、病院からは「現在取材を受けられる状態ではない。ホームページに書かれていることがすべて」との回答があった。
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■病院側との認識にズレがある
旭川市役所の新型コロナ担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して「これらの声明を確認したが、正直、市側の認識とはズレがある」と話す。「発生当初からできうる対策は行ってきた。また、病院の対策について道や国とも連携を取り、専門家の派遣もしてもらっている」。
「現在の状況は災害と考えており、だからこそ災害時に派遣されるDMATとJMATから現在約10名の支援を受けている。ほかにも近隣などから応援が入っている」と語る。
また、市内各地でクラスターが発生している状況については、「市中感染が広がっている結果だと受け止めている」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)