水族館のかわいすぎる返礼品が話題 クラウドファンディングを行う理由を直撃

経営の危機を乗り切るため、またいきものを守るための起死回生策。その中身とは…

2020/12/04 15:45


新型コロナウイルスの影響から、飲食店の2020年1月から11月までの倒産が736件と通年での過去最多を更新した。そんな中、水族館も深刻な打撃を受けており、その起死回生策が話題を呼んでいる。


画像をもっと見る

■閉館中もいきものたちのために

大分マリーンパレス水族館は、大分県大分市の高崎山下海岸にある民間の水族館。 1964年に大分生態水族館マリーンパレスとして開館し、2004年4月1日にリニューアル開業して、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」となった。

うみたまご外観
(写真提供:うみたまご)

うみたまごはコロナ渦で今年4月中旬から5月末まで休館に追い込まれた。しかし、水族館には生き物がいるため、その間にもスタッフが出勤して、えさやりから水槽の清掃など、管理業務を行わなければならない。


関連記事:客1人しかいない水族館の「衝撃投稿」が話題 その悲しすぎる理由とは

■運営には多額の費用が

館内には、500種1万5千匹のいきものがおり、セイウチなどの獣類のえさ代だけでも年間約3千万円を要する。また、えさ代の単価も年々上昇しており、質と量を維持することが困難になっている。

セイウチ
(写真提供:うみたまご)

さらに水質管理や温度管理のために、電気代・ガス代などがかかり、約90人いるスタッフの人件費も必須だ。しかし、営業再開後の来館者は例年の4割程度で厳しい状態が続いているという。

次ページ
■人気殺到の「かわうそ手型」
クラウドファンディング水族館大分県返礼品新型コロナウイルスいきもの
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング