全集中カレーの呼吸で発見した1箱1100円の「激レアカレー」、その味は…

秋葉原駅構内で、レトルトカレー販売イベントが開催され多くの人を集めている。

2020/12/07 07:00



■「一見さんお断り」のバーが開発に着手

まず2位の「玉鬘名物バターカレー」は、大阪・北新地にある32年続く「一見さんお断り」の小料理バー「玉鬘」の名物メニュー。

国産バターをふんだんにつかったマイルドで上品な味が特徴で、口当たりは本当にクリーミー。ニンジンや玉ねぎといった野菜やひき肉から旨味が溶け出しており、ココナッツミルクパウダーが隠し味になっている。

最初口に入れた時はオマール海老のビスクを飲んでいるような、香ばしく、コク深い味わいに感じた。これはお世辞抜きでウマい。

当初、店頭のみの販売としていたことから別名“日本一購入が難しいカレー”とも言われてきた同商品だが、その商品を東京で味わえるのは本当に嬉しい。

箱内には辛さを追加する辛みスパイスがあり、かけると一気に激辛テイストに。辛い物好きにはスパイス追加がオススメだ。


関連記事:「お店レベルの激旨カレー」を作れるキット  容器に旨さを倍増させる工夫があった

■ご当地カレーは最高!

売れ筋1位の「『牛長秘伝 和牛入れすぎカレー』は、112年前に創業した老舗肉店「牛長」のまかないに引き継がれている秘伝の味。

独自の配合でブレンドしたカレー粉をベースに、選びぬかれた和牛をふんだんに使い、コクとスパイシー、そしてボリュームたっぷりの本格ビーフカレーに仕上げている。

まさに高級感ある贅沢なレトルトカレーといった感じで、牛肉から溢れ出る上質な脂、さらにはレトルトとは思えないほど身が大きく、ホロッホロな口当たりの牛肉が特徴だ。そんな柔らかさをもちつつ、パウチ内でしっかり四角い形を形状しているのはすごいことであある。

こちらは一転、濃いめの味付け。老舗料理店で味わう濃厚ビーフシチューみがある。

両者を食べての感想は、いずれも「全然レトルトっぽくない」という一言に尽きる。さすが1箱1,000円超と、一般的なレトルトカレーより数倍高いが、味もそれにちゃんと比例している。

今回紹介した2品は、甲乙付け難いほど味のレベルが拮抗しており、がっつり肉と濃い味付けを楽しみたいユーザーは「和牛入れすぎカレー」、マイルドさクリーミーさを味わいたいユーザーは「バターカレー」をお勧めする。

・合わせて読みたい→吉野家、牛肉たっぷりな新作カレー&テイクアウト専用弁当が登場

(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

カレー大阪秋葉原レトルトカレー
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング