古書店ならではのクリスマスツリーが話題 込められた想いを店に直撃
コロナ禍で暗い話題が多い街に少しでも明るい話題を。クリスマスツリーに込められたその想いとは…
今年のクリスマスは、「おうちで家族と過ごす人」が多いと予測されている中、百貨店や有名ホテルでは「持ち帰りできるクリスマスケーキ」の予約が盛況だ。そんな中、神田神保町の古本屋ならではのクリスマスツリーが話題を呼んでいる。
■偶然に集まった本を使って
東京・神田神保町にある澤口書店は、この土地に約10年前に店を構えた。現在その店頭に話題のクリスマスツリーが置かれている。
ま、まさかのバズ!!!!????
スタッフ一同びっくりな東洋文庫のクリスマスツリーちゃん🎄(朝から取材も…(;O;)!?)
本日はお外に設置です☃【見に来て頂ける方へのお願いです】
クリスマスツリー【のみ】写真撮影OKです📷
他の商品、店内の撮影はNGですのでお気を付けください pic.twitter.com/tfzT64KN1h— 澤口書店 巌松堂ビル店 (@sawaguchigansho) December 13, 2020
広報担当の後藤氏によると、クリスマスツリーとして積み上げられているのは、東洋文庫の書籍のみだという。東洋文庫は、1963年に創刊された文学・歴史・宗教・自然科学などに関する古典作品を、主に現代日本語訳した専門書だ。
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■コロナ禍に明るい話題を
通常は、ベージュ色のカバーがかかっているが、たまたまカバーがかかっていない状態のグリーン色の本が約100冊集まったという。「コロナ禍で暗い話題が多い街に少しでも明るさ」をという想いから、11日からクリスマスツリーのように積み上げた。
書店では新刊本発売の際に、面白い形に積み上げることは良くあるそうだが、カバーを外して積み上げるということはなかなか難しいという。