TSUTAYAの「レンタル回帰策」 その手応えを本部に聞いてみると…
TSUTAYAのサブスク対策に注目。CD、DVDレンタルコーナーで見られた企業努力とは…
■サブスク未解禁棚、手応えを聞いてみると…
「サブスク未解禁棚」の施策、TSUTAYAとしての手応えはどうなのか。広報に問い合わせてみると、「コーナー作成後、対象作品の貸出数が3倍にとなり、多数のお客様からご好評を頂いております」との回答。
実際に取材した店舗のレンタルカウンターには行列ができており、この棚を含め、レンタルの楽しさを再発見したファンもいたようだ。
本部としても需要の高さを感じており、11月からは全国のTSUTAYAで「サブスク未解禁棚」の展開を開始している。「CD(メディア)でしか聴けない音楽」という新たな観点での、レンタルコーナー作りに注力したのだ。
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■DVDでもサブスク未解禁を目立たせる
さらにDVDのレンタルコーナーでも、サブスク未解禁のジブリ作品を集めたコーナーを作成し、よりお客の目につくような店舗づくりにしていると話す広報担当者。
このような差別化により、デジタルコンテンツだけでは体験できない、リアル店舗ならではのサービスをお客に提供し、各社のサブスクに対抗していく構えだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)