小池都知事が会見 今年のクリスマスは「イルミネーションも夜8時まで」
小池百合子東京都知事が臨時記者会見。不要不急の外出自粛を呼びかけるとともに、イルミネーションも夜8時での消灯へ
21日、東京都では新たに392人が新型コロナウイルスに感染したと発表され、月曜日としては過去最多を更新。
小池百合子都知事は同日に臨時記者会見を開き、クリスマスや年末年始シーズンは「家族でステイホーム」と題し、不要不急の外出を自粛するよう呼びかけた。
■イルミネーションも夜8時で消灯へ
小池都知事は、感染者の急増で医療体制が逼迫していることを訴えた上で、クリスマスや年越しシーズンを前に「今年の年末年始というのは、何より『命』を優先していただきたい」「家族でステイホーム、ぜひともご協力いただきたい」と、不要不急の外出自粛を要請。
また、繁華街などのイルミネーションについても、夜8時で消灯するよう事業者に依頼したことも明かした他、上野動物園など、都立の施設の休業期間も1月11日まで延長するとした。
関連記事:『スッキリ』加藤浩次、GoToめぐる都民の気持ち代弁 「確かに…」
■多くの事業者が対応
イルミネーションの“時短点灯”には、すでに多くの事業者が応じており、東京ゲートブリッジ、レインボーブリッジなども夜8時で消灯へ。
六本木ヒルズも、東京都からの要請を受けて同日午後に公式サイトにて「2020年12月21日(月)よりイルミネーションの点灯時間を16時~20時へと変更いたします」と発表している。
関連記事:「今年は地球にいます」 カウントダウン初詣も今シーズンは自粛
■いま我慢して穏やかな2021年に
同日には、東京都病院協会が「緊急メッセージ」を発表するなど、医療崩壊の懸念が高まっている状況を受けて、インターネット上でも「夜8時に消灯は、いい考え。写真撮りに来る人いるからね…」「いいと思う」と賛同する声が目立っている。
しかしながら、しらべぇ編集部が以前、全国の20代~60代の男女1,342名を対象に実施した調査において、全体で71.4%もの人が「イルミネーションが好き」だと回答。
全面中止ではないものの、寂しさが否めないイルミネーションの時短点灯。
小池都知事は会見の中で、「あの静かな年末年始があったからこそ、2021年は穏やかに過ごすことができた……そう思えるような年末年始にしていきましょう。皆で心を1つに、この難局を乗り越えて参りましょう」とも呼びかけていた。
・合わせて読みたい→小池都知事、時短応じぬ店舗について問われイラつき 「苦労もわかるが…」
(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)