コロナ対策で「年末年始はひきしめよう」の合言葉が話題 注意点を東京都などに直撃
新型コロナの感染拡大が止まらずに、首都近県が合同メッセージを出す事態に。その中身とは…
22日の東京都・新型コロナウイルス感染者数は、火曜日としては過去最多の563人で、重症者数は64人となり、前日から1人増えた。そんな中、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県による共同メッセージが話題を呼んでいる。
■一歩踏み込んだ内容も
東京都政策企画局は、「年末年始は『ひきしめよう』を合言葉に感染予防を徹底するとともに、『おうち時間』を楽しみ、初詣など外出時は混雑を避け、みんなで穏やかな新年を迎えましょう!」と呼びかけている。
【お知らせ】東京・埼玉・千葉・神奈川1都3県からの共同メッセージです!
年末年始は「ひきしめよう」を合言葉に感染予防を徹底するとともに、「おうち時間」を楽しみ、初詣など外出時は混雑を避け、みんなで穏やかな新年を迎えましょう! pic.twitter.com/ib8lG1Juqa— 東京都政策企画局 (@tocho_seisaku) December 21, 2020
ひき続き「テレワーク」や「時差出勤」、及び「マスク・手洗い・消毒の徹底」を呼びかけ、高齢者や基礎疾患の人がいる家庭では「家の中でもマスクを!」と今までより踏み込んだ内容も盛り込まれた。
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■テレワーク実施率は増加傾向
東京都が都内の従業員3名以上の事業所約400社に対して毎月行っている電話調査では、8月のテレワーク実施率が全体の50.8%だった。しかし、9月は54.9%、10月が55.9%と徐々に増加傾向を示している。
担当者は「しっかりと意図を理解されて実施している企業が増えているが、引き続きご協力をお願いしたい」と述べた。
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■箱根駅伝の観戦を控えて
例年100万人以上が観戦している正月恒例の箱根駅伝。主催者の関東学連は「応援したいから、応援にいかない。」というキーメッセージを掲げた。また、スタート・フィニッシュ地点および中継所、コース沿道での応援・観戦は控えて、テレビなどでの応援を呼びかけている。
なお、スタート・ゴール地点でのイベント(大型ビジョンの設置、プログラム・グッズ販売、飲食等の提供ブースなど)は一切行われない。毎年警備等に応援を出している箱根町も、例年に比べて縮小した体制で臨むという。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)