ニトリ、カインズ「珪藻土商品」一斉回収 購入者からは怒号「マジ笑えない」
珪藻土を使ったニトリとカインズの商品に大きな問題点が見つかった。これはさらに余波を生みそう…
家具販売のニトリは22日、現在販売している珪藻土(けいそうど)を使用した9商品に、法令の基準値を超えるアスベストが含まれている可能性があるとして、自主回収をすると発表。
また同日、ホームセンターのカインズも同じく珪藻土を使った5商品に基準値超えるアスベストが検出されたとして販売中止、回収を公表した。
ネット上では「マジで笑えない」「完全にアウト」「回収だけされても…」と怒りの声が殺到している。その理由は…。
■近年ブレイクした「珪藻土」
保温性と断熱性、そして吸湿性、吸水性がウリの素材・珪藻土。近年では風呂マットや食器の水切りマットの素材として広く浸透しており、水滴などを一瞬で吸い取ってくれるのが特徴だ。
布製マットに比べると取り扱いが容易な上、洗濯も不要。しかもどれも1,000〜2,000円と手頃なのもウケている。
ニトリはこの日、公式HPに「お詫びと自主回収のお知らせ」という文面を公開。アスベスト含有の可能性があることが判明した9商品、さらには調査中の29商品を加えた合計38商品を販売中止にしたと記し、「該当商品がお手元にございましたら、直ちにご使用を中止いただきますようお願い申し上げます」と注意喚起を行った。
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■削るとアスベストが飛散
特に物議を呼んでいるのは、「なお、通常使用をしている限りは石綿(アスベスト)が飛散する恐れはなく、健康上の問題を生じさせる恐れはございません。しかしながら、商品を削ったり割ったりした場合、また、破損した際には石綿(アスベスト)が飛散する恐れがございますので、ご注意ください」という一文。
じつは珪藻土でできた風呂マットなどの商品は、メンテナンスのため定期的に表面を削り取ることをメーカー側が推奨しており、商品にはサンドペーパーが付属している。つまり、ニトリがオススメする方法で商品を愛用していた人が、アスベストの粉塵を吸うリスクを背負ったのだ。
そんな状況下で「通常使用している限りは問題はない」といった一文。これを先行して記すのは、最大の問題点を強調させないためではないかと思わず邪推してしまう。